其の1 相談者 Aさんの場合
相談者Aさんは、リボ払いやキャッシングを繰り返し、気がつけば借入金の返済を、新たな借入金でまかなう自転車操業になっていました。そんな中、会社の業績低迷によりボーナスカット。たちまち住宅ローンの返済が不可能に。相談時点の債務は、住宅ローンの残債務が2300万、その他消費者金融残債務が400万円。
相談者Aさんの現状・将来分析の結果、Aさんの勤務先は一流企業で、ボーナス・昇給は大きく望めないかもしれないが、給料は安定しており、現状の債務の圧縮と返済額緩和できれば売却や破産しなくても再生は可能と判断(AMCGでは相談者の将来を考え、できるだけ破産以外の再生を提案)。
そこで、法的な個人再生を活用し、消費者金融等の債務については1/4にカットし、残債務100万円を5年間の分勝返済に。また、住宅ローンについては給料で返済できる範囲内に返済条件の変更を行うとともに、いままでの生活スタイルを改善するべくライフプランを再構築。特に生命保険を見直し、毎月一定額の貯金が可能となるよう再設計し、相談者Aさんも心機一転、会社にも判らずに安心して新たな生活をスタートしました。
其の2 相談者 Bさんの場合
相談者Bさんは、住宅ローンの返済が不可能となり債権者から競売を申立てられました。
Bさんは高齢の親と同居しており、また、親から本物件購入時に資金援助してもらっていることから、親が生きておられる間は、どうしても住み続けたいというのが希望。住宅ローンの残債務が2100万円、税金等の滞納額が約100万円。
今回は競売を申立てられており時間に限りがあることから、すぐに代理契約を締結。さっそく債権者に抹消金額を調査するとともに、相談者Bさんの希望を実現するために、「買戻し」か「リースバック」が可能かどうかを分析。「買戻し」は協力者がいないのとBさんの要望もあり、今回は「リースバック」を採用。
「リースバック」とは、債権者の抹消金額で第三者に本物件を購入してもらい、一定の利回り賃料で住み続ける方法。一定期間経過後に相談者Bさんが買戻しを希望すれば買取ることも可能。
今回は、本物件が築10年と新しく物件状態も良かったので、債権者の抹消金額が高くなり、賃料設定も高くなるのが予測されましたが、それでも相談者Bさんの年間収入の35%程度。税金等の滞納分の返済を含めても40%以内に納まることから、相談者Bさんの希望を実現することは可能と判断。
競売の時間的制約があるのでAMCGの関連会社で本物件を買い取り、住み続けておられます。
より詳しい内容は、弊社と提携しておりますAMCG(エー・エム・シー・ジー)のホームページをご覧ください。
http://www.amcg-jp.com